日本一社員が幸せな会社
子どもを持つと、「働き方」っておのずと制限が出てきます。
子どもの保育園のお迎えの時間までしか働けないし、行事や病気に伴う休暇も必要です。
長時間労働が話題になっていますが、私の夫も然り。
ほとんど母子家庭状態で、パパがよく家にいてくれる家庭を見てはうらやんでいます。
先日読んだのはこんな本でした。
日本一社員がしあわせな会社のヘンな“きまり” [ 山田昭男 ]
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > ビジネス・経済・就職 > 経営 > 経営学
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 1,620円
著者は、未来工業株式会社の創業者、故山田昭男さんです。
この本は2011年に初版が発行され、山田さんは2014年に亡くなったようです。
以下、本の感想を書きます。
未来工業株式会社では、社員を幸せにするためにどうするか、を考えるのがポリシーだそうです。
十分な給料を払いたい、でも限界があるのでそこそこの給料と休みを提供する。
常に考えて差別化を図る、ダメならすぐやめればいいのでとにかくやってみる。
社員に任せる。同じ失敗でなければ挑戦の結果の失敗は何度でも。
などのモットーがあるのだとか。
特に私がいいなと思ったのは、社員の提案を小さなことでもくみ上げてどんどん改善していくところ。
職場って、変だなと思うことでも慣習で続いていたりしませんか?
そのせいでちょっと不便だったり、やりにくかったりすることありますよね。
例えば、若手は○○しなきゃいけないとか、お中元お歳暮のマナーとか。
本当に小さなことだけど、この会社のように小さいことからコツコツと、自分たちがより幸せになれるように変えていけたら、それが許されるような職場の雰囲気だったら、長く勤めたくなるのになと思いました。
最近周りで、育児との両立が難しいから転職してパートになる、という話をちらほら聞きます。
優秀な女性が、その才能を発揮できる場から離脱してしまうなんて、本当にもったいないことだと思います。これまでの努力と経験が泡となってしまうし、若い人にとっても、「ここは育児をしながらでは働けないところなんだ。」って思って、優秀な人ほどよそに逃げてしまうのではないでしょうか。
働き続けられる職場って、誰もが過ごしやすく、家庭と両立できる場のことだと思います。
残業を強制されず、それぞれが幸せに過ごせる職場環境に、日本中が変わっていけばなあと思います。